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旭湯特別編
平成14年2月に閉店した旭湯
門司港がレトロの町である為に
旭湯の再生を望みます

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昭和10年創業の旭湯入り口。 女湯の入り口。
げた箱は当時のまま。
こちらは男湯の脱衣所。木製の長イスと
テーブルは細かなところまで装飾が
されています。
女性用の釜式ドライヤー。
3分20円の現役でした。
銭湯といへば番台。
階段も年季が入っています。
当時からあったドライヤー。
吹き出し部分は今のものですが
本体は3分30円の現役品。
あんまイスもつかえます。3分20円。
木製の枠に高さ調節のハンドルが
なんとも言えません。
メモリは貫とKgの表示があります。
風呂上がりには欠かせません。
ロッカーの留め具に「用心」の文字が。
昔の仕事は美しいです。
当時のネジ式の振り子時計も
現役です。
照明も昔はガス灯だったそうです。
床は御影石、浴槽は黒御影石です。 壁は大理石。
素足に気持ちいいこの床の溝は
横の人の流した水がかからない様
創業者の先々代が考案したものです。
お客さんへやさしいつくりです。
真鍮の排水溝の蓋。
男湯の物は戦時中に国に
取り上げられたそうです。
女湯のみに残っていました。
この厚さ!!
すべすべとした御影石の肌ざわりは
とても気持ちいいものです。
女湯の浴室。
営業中はお湯で濡れた床が
さぞかし美しかったことでしょう。
先々代手作りの木製の栓。
叩いてはめ込むので
一つは捲れ上がっていました。
浴槽のこのアーチが
背中にしっくりときます。
浴槽から脱衣所側を見たところ。
昔、仕切りのガラスは
桜の木枠の一枚硝子だったそうです。
全てが特別の素晴らしい銭湯です。
ここには、露天風呂などとは違った
お風呂の楽しみが
あるような気がします。